オンラインゲーム社会に潜む、RMT問題を考察

オンラインゲーム社会に潜む、
RMT問題を考察

インターネットの普及によって活性化された業界の1つであるオンラインゲーム、そこで日夜繰り広げられている違法行為『RMT(リアルマネートレード)』を知っているだろうか?ゲーム内のアイテムなどを現実のお金で取引する、この行為は現在まで大変問題視されている。そんなRMT問題について、このサイトではその概要などに触れながら問題点を言及するサイトである。

RMTとは

RMTとは

副産物を沢山生み出したインターネットという存在

インターネットが本格的に誰でも利用する事の社会になってからおよそ14年という時間が経過したと、筆者は分析している。とりわけ元森首相が推し進めたIT革命なる言葉によってマスコミが世間へと拡散したことにより、情報を印刷媒体で入手するだけでなく、電子情報に還元されたインターネットで仕入れることが出来るようになった。それが引いていうなら便利になった現代社会と、層捉える事もできる。確かにインターネットがかつて、本当にごく一部の人々に親しまれているものだというものから、今や全世界の人々が共通して利用する、という言葉では表現しきれないだろう。利用しなければならないものへと昇格したと見ればわかると思えば、人間の文明への躍進を褒めることも出来れば、やや生き急ぎすぎではないだろうかと感じる部分もあるくらいだ。

日常生活が便利になったこともそうだが、仕事と言う面においてもパソコンを当たり前のように導入することで生産性を拡大させ、人間が管理する事の出来る限界点に関係なく、膨大な顧客情報を収集することも可能とすることに成功した。こういう点でも確かにいい事のように見えるが、同時に様々な問題を副産物として排出したとも捉えることが出来る。ただそれはあくまで一般的には当然のように行われているものであるという側面も持っているため、一概に絶対悪だと決め付けることが出来るものでもない。そのため議論をすると話が堂々巡りしてしまう議題として扱われることもあるはずだ。その問題とは、いわゆるインターネットを用いた副業という問題についてだ。

副業といえばどんな仕事を思いつくだろうか。昔ながらの定番的な副業を連想するなら、造花を一生懸命自宅で作成しているような印象が筆者にはある。別に家族などの身内がそういった仕事をしていたわけではなく、それこそテレビドラマなどの世界において表現されていた内職という姿に感化されてのことだ。この作業を普段仕事をしている人も出来るといえば出来る、しかしこの日本において本職以外の仕事をすることを絶対的に禁止している会社が、現代社会においておおよそ全てといっていいほどだ。ただこの禁止は正社員といった会社と正規雇用を結んでいる人が大半であり、非正規雇用となっている人々には適用されない。中にはそういった正規雇用ではないのに副業をすることを禁じられている、そんな会社も存在しているかもしれない。

副業をする事は悪いことではないと筆者は考えている、その理由としてやはり稼がなければならない事情が誰しも抱えているからだ。望んで非正規雇用を続けている人など早々いない、中にはそれぞれやりたいことを目的としながらも、生活のために仕事をいくつも掛け持ちして日々しのぎを削っている人もいる。そういう意味ではインターネットがその規模を拡大することとなり、副業をするという考え方も広まったおかげで気兼ねなくインターネットを用いた仕事を行なう人が増えたことも、この社会では常識として語る事が出来るはずだ。

副業とそれに対する反応

副業といえば何を連想するかだが、やはり現在最も定番中の定番となっているのは『アフィリエイト』だろう。インターネットの広告収入はサイトを閲覧している人の数が多ければ多いほど、その収入を上げることが出来るが、一方で閲覧数が極端に少ないサイトからすればまずはどうしたらサイトに訪れる人の数を増やすことが出来るのだろうかと考えなくてはならないところから始めなければならない。その方法についてここで述べるつもりはないが、アフィリエイト以外で連想する副業といえば、

・FX取引
外国為替証拠金取引、一般的に知られているものだが、1つ間違えると大損してしまう恐れ有り
・ネットショップ
仮想現実に店舗を抱えることで、自宅から気軽に販売業を営むことが出来る
・オークション
自身が仕入れた商品をネットオークションに出品することによって収益を挙げる
・モニター
何かしらの商品についてのレビューをすることによって、報酬を獲得することが出来る

といったところだろう。どれもこれも聞いた事があるという人も多いはずだが、この副業という行為に対して嫌悪感を抱いている人もいるはずだ。そうした反感を買いやすい例として挙げられるのが、オークションなどを用いた商品の転売行為については、かなり敵視されている部分もある。筆者の知るところでは、バンプレストが開発・販売している人気のコンビニくじ『一番くじ』だ。その中でも特にフィギュアなどの上位賞を欲しがる人が予想される『一番くじプレミアム』については今でもネット上で物議を醸している。筆者がこの問題に立ち会ったのは今から丁度3年前のことだ、その頃オタク系の店舗で勤務していた筆者だったが、一番くじなるものの存在を知らなかった。ただ店舗で取扱うことが合ったためそれを機にくじについても知識を広めることとなったが、買い方が非常にえげつない人が大勢いるからだ。

本来、くじといえば誰もが気軽に引くものだが、このくじ景品に関しては人気アニメなどとタイアップしていることもあって、人気作品であればあるほどその商品を求めている人の数は計り知れない。つまり、この一番くじでも限られた数しか配当されていないフィギュアを獲得すれば高く売れると、そんなことを考える輩が当然続出するのは言うまでもない。そのため、同じ人間が何度もループして買いなおして、ほぼ全てを買い漁るという蛮行が常であるかのように行われていたからだ。この時も人気作品のくじ景品を発売した際には、何度となく訪れて何度も購入する人間が訪れていたこともある。ただその後何故か影を潜めることになったので、恐らく店舗や周辺に住んでいる人間から敵視されるようになったため、買いづらくなったといったところかもしれない。筆者も一度その人間に痛い目に合わされた経験があるため、こう言ってはなんだが苛立ちをそのままぶつけたこともあるほどだ。

しかしこの転売という行為について語るべき問題は買い漁るだけではなく、この後に待ち構えるネットでの販売価格が常軌を逸している。本来当時はまだ税率が上がる前だったので、当時一番くじプレミアムは800円で販売されていたが、その800円で手に入れることが出来る商品が、なんとネットなどで人気のあるものは一時期30,000円で販売するという誰が買うんだと突っ込みを入れたくなるほどありえない値段で出品されていたのだ。この値段で買う人がいるのかと聞かれたら、買う人もいるがほとんどの人は買う事無くそのままスルーしているのが現状だ。

こうした問題は開発元へも苦情、もしくは社内調査などを経て対策を講じなければならないものへと発展したのだろう。現在ではそうした上位賞を乱用されないように誰もが欲しくなるような商品は、配当を1つというプレミアにすることで、転売などの悪質行為を未然に防ごうとするような動きも出始めた。これに対しては賛否両論となっているが、止むなしと見るべきだろう。インターネットの発達によってこうした副業が盛んになっているのはいいことなのかもしれないが、些か度が過ぎていると取れるような部分もあるため、そのところは考えなくてはならない。

副産物の1つである、RMTというものについて

副業について主な物を紹介したが、ここからはそんな副業の1つであり、そして現在でも問題視されることがある『RMT』というものについて考察していこう。

まずはRMTとは何かだが、こちらは『リアルマネートレード』という言葉となっており、仮想現実で取引されている商品を現実のお金で購入するために用いられている言葉となっている。ピンと来ない人もいるだろう、バーチャルな世界で利用する商品とは何かという点から理解できないといったように取る人もいるだろうから、一から順々に説明して行くとそもそもこのRMTとは現実社会にはあまり関係名のない言葉だ。恐らく普段からこの言葉を用いる人はそうそういないと思う、それこそ限定された人に関係している言葉であるという認識で問題ない。

ではどんな人々がこのRMTを普段から耳慣れしているのかというと、オンライン上で開かれているゲーム内での世界に関係している用語だからだ。つまりはゲームの話かと納得するかと思うが、何故そのゲーム内で現実のお金を利用するのかという疑問に立ち会うことになるだろう。一言で述べるのは少し難しいのだが、簡単に言えばそのゲーム内に存在しているアイテムなどを手に入れるために、ユーザー間で取引をするために現実のお金を使ってでも、ゲーム内で利用できるアイテムを獲得したいと考えている人がいるのだ。

益々分からないという人が出てもおかしくない、正直なところ筆者としてもそこまでしてアイテムを獲得して何になるのだろうと、思ってしまうほどである。最近はそうまでハマっていないが、筆者も学生時代はそれなりにゲームをプレイしていた時期はある。オンラインゲームについては友人たちがしているから自分もと、そう考えていた時期もあったが色々なパソコン上の設定などで利用できなかったので断念したこともあった。その後機会があってかオンラインゲームをプレイすることもあったが、性に合わなかったため直ぐに止めてしまったが、それでもプレイしている最中はそうしたRMTという言葉を耳にはしていた。

どうしてRMTを行うのか

ゲームの醍醐味は難しいながらも努力して攻略することにあると、筆者は考えているのだがそれが我慢できない人もいる。そういった人達にとってこのRMTと言うものを頻繁に活用していると聞く。なぜそこまでしてRMTをするのか、その理由についてはゲームをプレイするという行為そのものに対する根幹を揺るがす。

  • ・プレイ時間を長時間する事が出来ない
  • ・簡単に攻略するため、早めに強い武具を手に入れたい
  • ・誰にも負けたくないから

こういった問題に直面した際、何とかして長時間プレイしている人と対等なゲームが出来るようにと用いるのがRMTだという。オンラインゲームは年齢に関係なく様々な人が利用しているが、オンラインゲームもまた長時間プレイしている人の方がレベルも資金も、アイテムも充実してくる。その差を何とかして生めようと考えている人達の意識を狙ったのが、このRMTだ。

正直そう思った時点でゲームをする意味がなくなっているのではと思ってしまうのだが、そうもいかないのかもしれない。RMTという副業を行っている人は実のところ非常に多く、1つの市場とばかりに形成されているケースもあるくらいだ。ゲームをしない人には縁のない世界かもしれない、ただ現実の取引にまでこのRMTというものは侵食しているという。これが現在巻き起こっている現実だ。